― 借入3,700万円・10年で1,000万円返済した実例から ―
住宅ローンを取り巻く環境は、ここ数年で確実に変わり始めました。
長く続いた超低金利時代が終わり、「金利が動く世界」に戻りつつあります。
変動金利で住宅ローンを組んでいると、
金利が上がるたびに
「返済額はどの程度変わるのか」
「家計にどれくらい影響が出るのか」
が気になる方も多いと思います。
この記事では、
変動金利で約3,700万円を借り、10年で約1,000万円を返済してきた我が家の条件をもとに、
金利上昇時の返済額の変化を整理します。
我が家の住宅ローン条件(前提)
※以下はすべて概算です。
- 借入額:約3,700万円
- 借入期間:35年
- 金利タイプ:変動金利
- 当初金利:0.675%
- 現在金利:1.075%
- 当初の毎月返済額:約8万円
- ボーナス払い併用
- 10年間で元本返済:約1,000万円
金利が変わると、返済額はどれくらい変わる?

※以下は、借入額3,700万円・返済期間35年・変動金利と仮定した場合の目安です。
(5年ルール・125%ルールは考慮していません)
【表①】金利別・返済額の目安
| 金利 | 毎月返済額 | 年間返済額 |
|---|---|---|
| 0.675% | 約80,000円 | 約96万円 |
| 1.075% | 約85,000円 | 約102万円 |
| 1.50% | 約92,000円 | 約110万円 |
金利が0.4%程度上がると、
年間の返済額は約6万円増える計算になります。
元本が減っていることによる影響

我が家はボーナス払いを併用し、
10年間で元本を約1,000万円返済してきました。
その結果、
金利上昇時の利息負担は、
借入当初よりも抑えられています。
【表②】ローン残高による利息負担の違い(金利1.0%の場合)
| 状態 | ローン残高 | 年間利息額 |
|---|---|---|
| 借入当初 | 約3,700万円 | 約37万円 |
| 10年後(現在) | 約2,700万円 | 約27万円 |
同じ金利でも、
元本が減っていることで年間利息は約10万円少なくなる計算です。
10年前に固定金利を選んでいた場合との比較
参考として、
10年前に固定金利を選択していた場合を比較します。
(当時よく見られた固定金利1.3%前後で仮定)
【表③】変動金利と固定金利の比較(結果論)
| 金利タイプ | 金利 | 毎月返済額 |
|---|---|---|
| 変動(当初) | 0.675% | 約80,000円 |
| 変動(現在) | 1.075% | 約85,000円 |
| 固定(10年前) | 約1.3% | 約100,000円前後 |
固定金利の場合、
返済額は当初から高くなりますが、
金利上昇の影響を受けないという特徴があります。
これは結果論であり、
当時の家計状況を踏まえると、
我が家では変動金利を選択する判断が現実的でした。
5年ルール・125%ルールについて
変動金利には、
- 5年ルール(返済額は5年間据え置き)
- 125%ルール(見直し後の返済額は最大1.25倍まで)
という仕組みがあります。
これにより、
金利が上がっても返済額が急激に増えることはありません。
一方で、
返済額が据え置かれている間は
利息の割合が増え、
元本の減りが遅くなる可能性があります。
まとめ
金利が上がる局面では、
- 現在のローン残高
- 金利が上昇した場合の返済額
- 元本がどれだけ減っているか
を把握しておくことが重要です。
我が家の場合、
10年間で元本を減らしてきたことが、
金利上昇時の負担軽減につながっている
という結果になっています。
住宅ローンは、
定期的に条件を整理し、
数字で確認していくことが大切だと感じています。


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