今日から、郵便局の窓口で年賀はがきの販売が始まりました。
「もうそんな季節なんやなぁ」
郵便局で働いている私も、年賀はがきの季節になると、年末が近づいてきたことを感じます。
みなさんは、年賀状を出していますか?
最近はLINEやSNSで新年の挨拶をする人も多いですよね。私自身も、「郵便局員じゃなかったら、今でも出してるんかな?」と思うことがあります。
そんな年賀状ですが、今日はちょっとした昔話を。
毎年おなじみの「お年玉付き年賀はがき」。これ、どうしてお年玉が付くようになったか、ご存じでしょうか?
きっかけは、一人の男性のアイデア
私がこの話を知ったのは、学生時代に見た『ビーバップ!ハイヒール』というテレビ番組でした。
年賀状の歴史を紹介していたのですが、その中でも、お年玉付き年賀はがきが生まれた背景が印象に残っています。
考案したのは、京都に住んでいた林正治さん。郵便局員ではなく、事業を営んでいた民間の方でした。
終戦後は、離れ離れになったり、連絡が途絶えたりして、知り合いがどこでどう暮らしているのか分からないことも多かった時代です。
そこで林さんが考えたのが、年賀状を通して、お互いの消息を知るきっかけをつくること。
年賀はがきにくじを付ければ、送る楽しみも、受け取る楽しみも増える。
そのアイデアから、1949年に初めてのお年玉付き年賀はがきが発行されました。
「当たってるかな?」と何気なく見ていたあの番号にも、こんな始まりがあったんですね。
最初の特等賞品は、なんとミシン!
ちなみに、最初のお年玉賞品の特等は高級ミシンでした。
今の感覚だと「ミシン?」と思うかもしれませんが、当時はとても価値のある品物だったそうです。
そして末等は、今でもおなじみの切手シート。
時代とともに賞品は変わっても、番号を見比べて、ちょっとわくわくする楽しみは続いているんですね。
私も子どものころ、お正月に年賀状を見ながら、
「今年は何枚来た?」
「お年玉、当たってないかな?」
と家族で話すのが楽しみでした。
年賀状のやりとりだけでなく、こうした小さな楽しみも、お正月の思い出になっています。
今年は、誰に挨拶しようかな
年賀状を書くとなると、住所を確認したり、ひと言添えたり、少し手間がかかります。
でも、そのときに、
「最近、どうしてるかな」
「去年はこんなことがあったな」
と、相手のことを思い出す時間もありますよね。
年賀状でも、LINEでも、電話でも。
新年の挨拶をきっかけに、久しぶりの人と話ができたら、それだけでうれしいものです。
年賀はがきが店頭に並ぶこの季節。
今年は誰に挨拶しようかな、と少し思い浮かべてみるのもいいかもしれませんね。

