どちらも全国一律料金で、追跡ができ、土曜日・日曜日・休日も配達されます。ただし、料金だけで選ぶと、送りたいものを送れなかったり、希望していた受け取り方にならなかったりすることがあります。
特に大事な違いは、着払いと信書です。
ゆうパケットは着払いができます。レターパックライト・プラスは着払いができません。
一方で、手紙や請求書などの信書は、ゆうパケットでは送れませんが、レターパックなら送れます。
この記事では、2026年10月時点の日本郵便の公式情報をもとに、ゆうパケットとレターパックライト・プラスの違いを分かりやすく解説します。
※料金・サービス内容は2026年10月26日時点で確認しています。
結論|着払いならゆうパケット、信書ならレターパック
先に選び方をまとめると、次のとおりです。
- 受取人に送料を払ってもらいたい:ゆうパケット
- 手紙や請求書などの信書を送りたい:レターパック
- 1kgを超えるものを送りたい:レターパック
- 郵便受けへ配達してほしい:ゆうパケットまたはレターパックライト
- 対面で渡し、受領印または署名をもらいたい:レターパックプラス
- できるだけ安く、1kg以内の小さな荷物を送りたい:ゆうパケット
- 補償が必要なものを送りたい:いずれも不向き
ゆうパケットとレターパックでは、送れるものや配達方法が大きく違います。値段だけでなく、「誰が送料を払うのか」「信書かどうか」「郵便受け配達でよいか」を確認して選びましょう。
ゆうパケットとレターパックの違いを比較
| 比較項目 | ゆうパケット | レターパックライト | レターパックプラス |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 全国一律360円 | 全国一律430円 | 全国一律600円 |
| 2026年10月改定 | 厚さ別料金から一律360円へ変更 | 430円のまま | 600円のまま |
| 大きさ | 3辺合計60cm以内・長辺34cm以内 | 専用封筒34cm×24.8cm | 専用封筒34cm×24.8cm |
| 厚さ | 3cm以内 | 3cm以内 | 3cmを超えても利用可能 |
| 重さ | 1kg以内 | 4kg以内 | 4kg以内 |
| 着払い | できる | できない | できない |
| 通常の着払手数料 | 34円 | ― | ― |
| 信書 | 送れない | 送れる | 送れる |
| 配達方法 | 郵便受け | 郵便受け | 対面 |
| 受領印・署名 | なし | なし | あり |
| 追跡 | あり | あり | あり |
| 土日・休日の配達 | あり | あり | あり |
| 損害賠償 | なし | なし | なし |
| 専用封筒 | 不要 | 必要 | 必要 |
| 差出方法 | ポスト・郵便局窓口 | ポスト・郵便局窓口 | ポスト・郵便局窓口・集荷 |
| 配達日時の指定 | できない | できない | できない |
ゆうパケットのサイズ・料金は日本郵便「ゆうパケット」、レターパックの条件は日本郵便「レターパック」で確認できます。
2026年10月、ゆうパケットの料金はどう変わった?
2026年10月1日から、通常のゆうパケットの基本運賃が改定されました。
改定前は厚さによって料金が分かれていましたが、改定後は3cm以内で一律360円です。
| 厚さ | 2026年9月30日まで | 2026年10月1日から | 値上げ額 |
|---|---|---|---|
| 1cm以内 | 250円 | 360円 | 110円 |
| 2cm以内 | 310円 | 360円 | 50円 |
| 3cm以内 | 360円 | 360円 | 変更なし |
薄い荷物ほど値上げの影響が大きくなりました。3cm以内の区分は、改定前と同じ360円です。
詳しくは、日本郵便が2026年7月3日に発表した「ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などの改定」で確認できます。
レターパックは、2026年10月時点でライト430円、プラス600円です。
そのため、現在の料金差は次のようになります。
- ゆうパケットとレターパックライトの差:70円
- ゆうパケットとレターパックプラスの差:240円
ただし、レターパックは専用封筒の代金に送料が含まれています。ゆうパケットの梱包資材は、自分で用意する必要があります。
一番大事な違い|ゆうパケットは着払い、レターパックは着払い不可
「相手に送料を払ってもらいたい」という場合は、ゆうパケットを選びます。
日本郵便の着払い対象は、ゆうパック・ゆうパケット・ゆうメールなどです。郵便物にあたるレターパックは、着払いにできません。
ゆうパケットの着払い料金
一般的な個人利用で、配達時に受取人が支払う場合は、基本運賃に34円の着払手数料が加算されます。
ゆうパケット360円+着払手数料34円=受取人の支払額394円
着払いを利用するときは、あらかじめ受取人の承諾を得ておきましょう。
着払手数料には、料金後納や郵便私書箱への配達などによる例外もあります。
| 条件 | 手数料 |
|---|---|
| 料金後納かつ郵便私書箱へ配達 | 19円 |
| 料金後納 | 26円 |
| 郵便私書箱へ配達 | 26円 |
| 上記以外 | 34円 |
通常の個人利用では「上記以外」の34円と考えると分かりやすいでしょう。
手数料や利用条件は、日本郵便の「着払」に掲載されています。
着払いで出すなら郵便局窓口が確実
ゆうパケットには、着払い専用のあて名ラベルはありません。
通常のゆうパケット用あて名シールを使い、差出受付時に別途「着払」のシールを貼ってもらいます。初めて利用する場合は、郵便局窓口へ持っていくのが確実です。
日本郵便は、受取人の承諾を得たうえで、一部ポストに投函できる場合があると案内しています。ただし、ラベルや表示を間違えると正しく取り扱われない可能性があるため、窓口で「ゆうパケットを着払いで送りたい」と伝えると安心です。
参考:ゆうパケットを着払で送る際、専用のラベルはありますか?
レターパックは着払いにできない
レターパックライトもレターパックプラスも、着払いにはできません。
レターパックは、専用封筒を購入した時点で送料を前払いする仕組みです。プラスは対面配達ですが、配達時に送料を集金するサービスではありません。
「対面で渡すレターパックプラスなら、着払いにできそう」と思うかもしれませんが、受け取り方と送料の支払方法は別の話です。
レターパックプラスも着払い不可です。
送料を受取人負担にしたい場合は、レターパックではなく、ゆうパケットやゆうパックなどを検討してください。
サイズと重量の違い
ゆうパケットは1kg・厚さ3cmまで
ゆうパケットの上限は、次のとおりです。
- 3辺の合計:60cm以内
- 長辺:34cm以内
- 厚さ:3cm以内
- 重さ:1kg以内
3辺合計が60cm以内でも、長辺が34cmまたは厚さが3cmを超えるものは送れません。
衣類、CD・DVD、書籍、小さな雑貨などを送るのに向いています。
レターパックライトは4kg・厚さ3cmまで
レターパックライトは、34cm×24.8cmの専用封筒を使います。
- 重さ:4kg以内
- 厚さ:3cm以内
- 配達方法:郵便受け
ゆうパケットより重いものを送れますが、専用封筒に入ることが条件です。
レターパックプラスは厚さ3cmを超えても利用可能
レターパックプラスも、34cm×24.8cmの専用封筒を使用します。
- 重さ:4kg以内
- 厚さ:3cmを超えても利用可能
- 配達方法:対面
ただし、厚さが無制限という意味ではありません。専用封筒を加工せず、内容品を入れてきちんと封を閉じられる範囲で利用します。
大きく破れた封筒や、一部を切り取るなどの加工をした封筒は使用できません。
信書を送れるかどうか
ゆうパケットでは信書を送れない
ゆうパケットは「荷物」のサービスなので、信書を送ることはできません。
信書とは、簡単にいうと「特定の相手に、差出人の意思や事実を伝える文書」です。手紙や請求書などが該当します。
ただし、送る商品に関する簡単なあいさつ状や請求書などを、無封の添え状・送り状として同封できる場合があります。
信書に当たるか迷うときは、内容を勝手に判断せず、差し出す前に郵便局へ相談してください。
詳しくは日本郵便「信書の送付について」で確認できます。
レターパックは信書を送れる
レターパックライト・プラスは、どちらも信書を送れます。
手紙、請求書、契約関係の書類などを送りたい場合は、ゆうパケットではなくレターパックなど、信書を送れるサービスを選びましょう。
ただし、レターパックで現金を送ることはできません。現金を送る場合は現金書留を利用します。
配達方法の違い
ゆうパケットとレターパックライトは郵便受けへ配達
ゆうパケットとレターパックライトは、原則として受取人の郵便受けへ配達されます。
受領印や署名は必要ありません。
郵便受けに入らない場合は、対面での配達を試みます。受取人が不在などの理由で渡せないときは、不在配達通知書を入れて郵便局へ持ち戻ります。
レターパックプラスは対面配達
レターパックプラスは、受取人へ対面で渡し、受領印または署名をもらいます。
不在の場合は郵便受けに置いていくのではなく、不在配達通知書を入れて郵便局へ持ち戻るのが基本です。
「相手の手元まで渡してほしい」「郵便受けに入れたままにしてほしくない」という場合は、レターパックプラスが候補になります。
配達日数はどれくらい?
ゆうパケットは、おおむね差出日の翌日から翌々日に配達されます。
ただし、航空機以外の方法で輸送されるため、遠方や離島などでは数日から1週間程度かかる場合があります。
レターパックライトの送達日数は、おおむねレターパックプラスと同様ですが、配達状況によっては、さらに1日ほどかかる場合があります。
いずれも、差出時刻、差出地、届け先、天候、道路状況などによって変わります。正確な目安は、日本郵便の「お届け日数を調べる」で、差出元と届け先の郵便番号を入力して確認してください。
ゆうパケット、レターパックライト、レターパックプラスは、いずれも土曜日・日曜日・休日に配達されます。
追跡はできるが、補償はない
ゆうパケットとレターパックには、どちらも追跡サービスがあります。
荷物を出したら、相手に届いたことを確認するまでお問い合わせ番号を保管しておきましょう。
レターパックの場合は、投函前に「ご依頼主様保管用シール」をはがして保管します。ここに追跡番号が記載されています。
注意したいのは、「追跡できること」と「補償があること」は別だという点です。
ゆうパケット、レターパックライト、レターパックプラスは、いずれも損害賠償の対象外です。
高価なもの、壊れやすいもの、代わりを用意できないものを送るのには向いていません。補償が必要な場合は、内容品に合った別のサービスを選びましょう。
ゆうパケットの送り方
通常のゆうパケットは、専用封筒を購入する必要はありません。
1.梱包資材を用意する
サイズと重量の条件に収まる封筒や箱などを用意します。
輸送中に破れたり、内容品が飛び出したりしないよう、内容品に合った丈夫な資材を使いましょう。
2.ゆうパケット用あて名シールを用意する
専用あて名シールは、郵便局で無料でもらえます。
あて名シール自体に運賃は含まれていません。シールを貼るだけでは発送できないため、別途360円の運賃を支払います。
郵便局アプリなどを利用して、送り状を作成する方法もあります。
3.運賃を支払う
切手を貼ってポストへ投函するか、郵便局窓口で運賃を支払います。
着払いにする場合は、受取人の承諾を得たうえで、郵便局窓口へ持っていくと確実です。
4.追跡番号を保管する
荷物が届くまで、お問い合わせ番号が分かる控えを保管しておきましょう。
レターパックの送り方
1.専用封筒を購入する
郵便局の窓口や、一部のコンビニなどで購入できます。
- 青色:レターパックライト430円
- 赤色:レターパックプラス600円
店舗によっては取り扱いがない場合があります。
2.あて名と品名を書く
お届け先、ご依頼主、品名を記入します。
航空輸送できない内容品や、品名の記載が不十分なものは陸送となり、配達に時間がかかる場合があります。品名は「雑貨」などで済ませず、内容が分かるように具体的に書きましょう。
3.内容品を入れて封をする
レターパックライトは、厚さ3cm以内であることを確認します。
レターパックプラスは3cmを超えても利用できますが、専用封筒を加工せず、きちんと封を閉じてください。
4.保管用シールをはがす
差し出す前に「ご依頼主様保管用シール」をはがし、配達が完了するまで保管します。
5.ポストまたは郵便局から送る
ライト・プラスともに、ポストまたは郵便局窓口から差し出せます。ただし、厚みなどによりポストへ入らない場合は窓口へ持っていきましょう。
レターパックプラスは、無料の集荷サービスも利用できます。レターパックライトは集荷の対象ではありません。
用途別|どれを選べばいい?
小さな荷物を安く送りたい
重さ1kg以内、厚さ3cm以内で、信書を含まないなら、360円のゆうパケットが候補です。
レターパックライトより70円安く送れます。
送料を受取人に払ってもらいたい
ゆうパケットを選びます。
通常の着払いでは、受取人が基本運賃360円と手数料34円の合計394円を支払います。レターパックは着払いにできません。
手紙や請求書を送りたい
レターパックライトまたはプラスを選びます。
郵便受け配達でよければライト、対面で受領印または署名が必要ならプラスです。
1kgを超えるものを送りたい
ゆうパケットの重量上限は1kgです。
専用封筒に入り、4kg以内であれば、レターパックライトまたはプラスを検討しましょう。
厚さ3cmを超えるものを送りたい
レターパックプラスが候補です。
ただし、専用封筒に入れて、加工せずに封を閉じられる必要があります。
高価なものを送りたい
ゆうパケットとレターパックには損害賠償がありません。
追跡ができても、紛失や破損時に内容品の代金が補償されるわけではありません。高価なものは、内容品に応じて補償のあるサービスを検討してください。
クリックポストとの違いは?
クリックポストは、2026年10月1日から全国一律240円、重さ2kg以内になりました。
ゆうパケットより安い一方、利用にはYahoo! JAPAN IDまたはAmazonアカウントが必要です。オンラインで運賃を支払い、自分であて名ラベルを印刷します。
また、クリックポストは着払いにできず、信書も送れません。損害賠償もありません。
- 自宅で決済・ラベル印刷ができる:クリックポスト
- 郵便局で手続きしたい、または着払いにしたい:ゆうパケット
- 信書を送りたい:レターパック
という分け方が分かりやすいでしょう。
詳細は日本郵便「クリックポスト」で確認できます。
よくある質問
ゆうパケットの着払いはポストへ出せますか?
日本郵便は、受取人の承諾を得たうえで、一部ポストに投函できる場合があると案内しています。
ただし、着払い専用ラベルはなく、受付時に別途着払シールを貼る扱いです。初めての場合や判断に迷う場合は、郵便局窓口へ持っていきましょう。
ゆうパケットで請求書を送れますか?
原則として送れません。
請求書は信書に該当するためです。ただし、内容品に関する請求書を無封の添え状・送り状として同封できる場合があります。判断に迷う場合は、封筒と中身の見本を用意して郵便局へ相談してください。
レターパックプラスには厚さ制限がないのですか?
レターパックライトのような「3cm以内」という上限はありません。
ただし、専用封筒を加工せず、内容品を入れてきちんと封を閉じられることが必要です。
どれが一番早く届きますか?
差出地と届け先によって異なるため、一律には決められません。
ゆうパケットは、おおむね翌日から翌々日ですが、遠方や離島では数日から1週間程度かかる場合があります。レターパックライトは、プラスよりさらに1日ほどかかる場合があります。
日本郵便の「お届け日数を調べる」で、郵便番号を入力して確認しましょう。
追跡が付いていれば、紛失時に補償されますか?
補償されません。
ゆうパケットとレターパックは追跡できますが、損害賠償の対象外です。「追跡あり=補償あり」ではない点に注意してください。
古い料金のレターパック封筒は使えますか?
現在の料金との差額分の切手を貼れば使用できます。
レターパックライトは430円、レターパックプラスは600円になるように不足分の切手を貼ってください。
まとめ|料金だけでなく、着払い・信書・受け取り方で選ぼう
ゆうパケットとレターパックの主な違いを、もう一度まとめます。
- ゆうパケットは360円、レターパックライトは430円、プラスは600円
- 2026年10月から、ゆうパケットは厚さ3cm以内一律360円
- ゆうパケットは着払い可能
- レターパックライト・プラスは着払い不可
- ゆうパケットでは信書を送れない
- レターパックでは信書を送れる
- ゆうパケットとライトは郵便受け配達
- プラスは対面配達で、受領印または署名をもらう
- いずれも追跡できるが、損害賠償はない
特に覚えておきたいのは、次の2点です。
着払いなら、ゆうパケット。
信書を送るなら、レターパック。
送料だけで決めず、中身、重さ、厚さ、受取人の希望まで確認して選びましょう。

